妊娠を希望するなら、是非!妊娠に向けた体づくりをおススメします!!
私は第一子を妊娠する時は全然意識していませんでした。基礎体温もつけていませんでした。
第二子を授かりたい!だけどなかなか授かれない!!
その時初めて【妊娠に向けた体づくりをしよう!】と思うようになったのです
周りのお友達も、なかなか自分の体に問題がない限り、妊娠に向けた体づくりをしよう!!なんて取り組む方は少ないのが現状です。
しかし私自身、妊娠に向けた体づくりをしてからの妊娠を経験したこと、現在産婦人科の妊婦さんに関わらせていただいている中で、感じる事は。。。
どの女性も妊娠に向けた体づくりをおススメしたい!!と感じています。
受精した瞬間から、女性の体って変化している事ご存じですか?
十月十日約3,000g前後の子どもをお腹の中で育てる
その為に、女性の体はフル活動するのです
産婦人科で関わらせていただいている妊婦さんの中には、
腰痛があって日常生活に支障をきたしていたり
肩こりや背中周りが硬く、酷くなかなか眠れなかったり
仕事頑張りすぎて、お腹が張ってしまったり
むくみが強く、足を動かしにくくなっていたり、、
妊娠中のトラブルを抱えている方多くみうけられます
妊娠中の腰痛を訴える方は約4~6割
また、妊娠中に腰痛を訴える方で産後も持続して腰痛を訴える方は2~4割程度いるそうです💦
妊娠中のトラブル、わが子を授かる事はとてもうれしい事ですが、痛みなどのマイナー症状を伴いながらの生活はとてもきついですよね💦
妊娠すると体はどのような変化が起こるのか。
お腹が大きくなるだけではなく、心臓の働きや胃腸の働き、筋肉や靭帯までもが
妊娠することで大きく変わるのです!
妊娠してから
“こんなきついと聞いてなかった~” “こんな変化あるなんて知らなかった~”
“今体はどうなっているの??”と不安や焦りを感じる方もいると思います
是非!今回の記事で、妊娠すると体にどのような変化が起きるか!
を知っていただいて、妊娠に向けた体づくりを生活の中で取り入れてみてはいかがでしょうか?
目次
妊娠するためには、体づくりって必要なんだ!そう感じて頂けたら幸いです✨
妊娠を希望する方みんなに、最後まで読んでいただきたいです💛
妊娠するとどう変わる?心臓や腎臓などの内臓も変わるんです
受精したその時から、ホルモンの影響で体はどんどん妊娠を持続するために変化していきます
2㎜以下の赤ちゃんが10か月かけて50㎝前後へ成長する
そんな劇的な成長を女性の子宮の中では行われています
こんなに医療技術が進んでいるのに、子宮を完璧に再現できるものは開発されていません。
女性の体は本当に神秘的です
人間を自分の体の中で育てる力があります
そんな我が子を成長させるために体ってどう変化しているのか?
早速!見ていきましょう!
心臓や血液
妊娠中はお母さんの体重が増える事や赤ちゃんへ栄養を送るために、体を巡る血液の量は増えていきます。
血液の量が増えるという事は心臓はその分強く拍動し全身に血液を送り出します
という事は、妊娠していないときよりも心臓の負担は大きくなるのです!
なので、もし妊娠中に運動するのであれば、ガツガツ動くのではなく
【ややきつい】くらいの運動量で抑えてくださいね💛
*しかし、もともと妊娠前から運動していない方は主治医許可の元、【歩く】事から始めても良いと思います
胃や腸などの消化器
妊娠すると交感神経優位になります。またプロゲステロンの増加も伴い消化器の筋肉の働きが弱くなります。また子宮の増大による周囲消化管の圧迫により、消化管の運動が低下しちゃいます💦
よって、食べ物の消化時間が妊娠前よりも長くなったり、便秘になりやすいという事です💦
妊娠中、交感神経優位に傾く傾向が体の中で起きているので、バランスを取る為にも、夜はゆっくり過ごしたり、眠る時間の確保をしっかり行ってみてくださいね
腎臓や膀胱などの泌尿器
子宮の前にある膀胱は、子宮の大きさに影響を強く受けて、子宮が大きくなることで膀胱が圧迫され、膀胱の容量が減ってしまう。
しかし先ほど伝えたように、体を巡る血液の量は増える
よって、頻尿になり時には尿失禁がみられるようになります💦
おしっこが残っている感覚も多くなるので、膀胱炎になりやすく注意が必要です
ちなみに、おしっこを作る腎臓は妊娠前よりも1㎝以上大きくなるそうです!!
大きさも変わるんですね✨
そして尿漏れは、妊娠中期には子宮が上へあがっているので比較的起こりにくいと言われています。妊娠初期・後期は要注意です
息をする肺などの呼吸器
子宮が大きくなる事で、肋骨の下についている“横隔膜”という呼吸をするために大切なお腹の内臓と肺を隔てている膜が肺の方に上がる為、、、
肺自体の体積が減って、空気をため込む機能が減ってしまいます
また、胸で行う呼吸(胸式呼吸)となり、呼吸回数が多くなってしまいます
そして、呼吸には欠かせない肋骨の動きも少なくなるので、より呼吸が行いにくくなるのです💦
お腹が大きくなる妊娠後期にはより、呼吸が行いにくくなるのです💦
しかも!!
妊娠する前から、猫背や体を丸めて座ってしまう方など、姿勢が悪い方は、もともとの肋骨の動きが悪くなっていることが考えられ、妊娠後期ではより呼吸の行うにくさや易疲労性が出てくる傾向にあると言われています
妊娠前から良姿勢を保つ事、肋骨の動きや腹式呼吸でお腹の筋肉を使えるようになることは、妊娠時の呼吸苦の軽減にもつながるという事ですね✨
お腹の赤ちゃんが大きくなっていく!お母さんの体もその変化に対応していく!
妊娠するとリラキシンというホルモンの分泌により、関節が柔らかくなる!というのは良く聞く話ですよね✨
では具体的に、妊娠すると女性の筋肉や骨盤はどのように変化するのでしょうか?
子宮を包んでいる骨盤
骨盤は大きく恥骨・座骨・腸骨・仙骨の4つの骨で構成されています。
恥骨・座骨・腸骨はくっついていて大きな骨となって左右2つあります。
左右の大きな骨を前で繋いでいるのが、恥骨結合
後ろを繋いでいるのが、仙骨(大きな2つの骨を繋いでいるので、左右の仙腸関節と言います)
この前と後ろのつなぎ目がホルモンの影響で緩くなるのです!
妊娠4か月頃から緩みが始まり、7か月まで少しずつつなぎ目の動きが増え続けるともいわれています。
少しずつですが、お腹の赤ちゃんの成長に合わせてお母さんの骨盤も緩くなっていくのですね✨
恥骨結合は妊娠して平均6㎜前後緩くなるともいわれています💦
結構緩みますよね💦
その緩さは靭帯の緩みから起きているのです!
妊娠中、靭帯がホルモンの影響で緩んでいく
緩みっぱなしでは、体は支えきれないので、やはり骨盤周りの筋肉は支えるための力はあったほうが良いんですね✨
骨盤周りの筋肉の変化
お腹の筋肉
妊娠月数に伴ってお腹はどんどん大きくなっていきます
子どもが大きくなるにつれて、お腹の筋肉は引き延ばされて、筋肉の厚みが薄くなっていくのです!
産後の尿漏れや内臓が抑えきれず前に出てしまう原因の一つに【腹直筋離開】というものがありますが、これもお腹が大きくなることで、お腹のシックスパックを作る筋肉が縦に延ばされ、さらに横に引っ張られて開いちゃう状態になるのです!
妊娠後期では66%の人がこのような状態になっていると言われています
これはお腹が大きくなることで起こるものなので、特にこれがあるから危険!!
というものではありません!
これが産後大きく開いて戻りにくいと、トラブルの原因になる事もある!という事です
骨盤の下の筋肉(骨盤低筋群)
骨盤は下方を骨盤低筋群という筋肉で支えています。
女性は尿道・膣・校門の通り道を作るため、支えるためにも役立っています✨
骨盤の下方にあるという事は、子宮や膀胱を下から支えているという事です✨
なので妊娠中、赤ちゃんの成長に伴い子宮の重さ、容積が増大すると、骨盤底筋群へのストレスは増大して、骨盤低筋群は引き伸ばされ、脆弱化すると言われています
また、赤ちゃんを出産する際は、自然分娩の場合骨盤低筋群が伸長され、安静時の約3倍伸びる筋肉もあるそうです💦
妊娠初期・後期、産後の尿漏れでは、この骨盤低筋群の負荷や損傷が原因の場合も多いです💦
私も一人目出産後は尿漏れ酷かったです💦
そして、骨盤低筋群、見えない筋肉なので、動かし方が全然分かりにくかったです💦
だからこそ!
妊娠前から骨盤低筋群を上手く使るようになる事は大切だなと感じます✨
姿勢の変化
妊娠に伴って、お腹の重みを支えようと、体は上手く関節や体幹の状態を変えて過ごしています。
先ほどもお伝えした通り、お腹の筋肉も骨盤を支える筋肉も伸びたり、普段よりも働きにくくなっている事も含めて、全体的にお腹・骨盤周りは動かしにくくなっているのです
妊娠すると、乳房が大きくなったりお腹周りが大きくなり、徐々に重心は後ろの方になっていきます。
お腹を支えようと腰は反る方が多く、また反り腰を補うように肩回りは猫背になっている方が多いです。
猫背になると、肋骨周りが硬くなり、息が吸いにくくなったり、肩が上げにくかったりとマイナートラブルが起こりやすいです。また反り腰では腰痛が出現したり、骨盤帯痛が出現することもあります
妊娠前から準備をすることはないのだろうか。。。。
元々、運動習慣がなく、筋肉も弱く、しゃがむことや階段など苦手💦
という方はお腹周りや骨盤周りの筋肉は弱く、妊娠するとさらに働きにくくなります💦
だからこそ!妊娠前の体づくり大切なのです!
しかし、、、
あまり体に不調がなかったり、妊娠することに悩まなかったり、妊娠に向けての体づくりの必要性を感じにくい方は多くいらっしゃいます
そこで!
私が着目したのが【生理を整える事】を目指す!
生理は約25日~38日程度のサイクルで起こります
この【生理】の状態を改善する!事で自然と妊娠に向けた体づくりにもつながると考えています✨
なぜなら
①子宮の収縮力は、自律神経・子宮内の血流が必要になってきます
➡子宮内の血流を上げたいなら、骨盤周りの筋肉を鍛える事が一番なのです✨
子宮収縮の力が弱い・子宮への血流が悪く生理痛が起こっている方は、骨盤周りの筋肉を上手く動かして、血流を上げる事で生理痛軽減へつながります
➡生理痛が改善する。自然に骨盤周りの筋肉がつき、妊娠に必要な筋肉が獲得できる!という事です✨
また、朝は太陽の光を浴びてしっかり目覚め、夜は人工照明を控えてぐっすり眠る。。
そうしながら自律神経を整える事で、生理周期中のイライラや気持ちの不安定さも軽減され、夜の排血も少なくなり、必要な時に内臓が働き、必要な時に筋肉が働く。便秘解消や体のガチガチ凝り塊な筋肉も和らいでいきます
そのような生活を心がけると、生理も整い、妊娠に必要な体の準備にもなるのです✨
②体を整える
生理中の腰痛であったり、普段猫背で肋骨部分の動きが悪かったり、肩こりが日常的にあったり、普段から体に何らかの動きにくい原因があると、生理周期によってその不調が強く出たり、生理痛につながったりする事もあります。
子宮は靭帯で骨盤の後ろの骨とつながっています。身体のゆがみとともに、子宮を支える靭帯も伸ばされて、生理痛として感じる方もいらっしゃいます💦
そんな方は姿勢や筋肉の動かし方を整える事で、生理痛軽減につながる事もあります✨
姿勢を保つためには、足の筋肉・背中やお腹の筋肉が必要なので、自然と妊娠時に必要な筋肉を使えるようになるのです。
また、猫背を改善することで、肋骨の動きも良くなり、呼吸が行いやすくなったり、眠りやすくなったり✨
妊娠中の息苦しさも少し軽減されると思います
③骨盤低筋群を鍛える
生理を排血する際に上手に骨盤低筋群を使う事で、トイレでの排血がスムーズになると言われています。
正直私はまた上手くは出来ませんが、、、
骨盤低筋群を上手く使えるようになることで、骨盤周りの血流が良くなり、子宮への血流アップにつながっていきます✨
また性交時もこの骨盤低筋群がガチガチだと、性交時痛につながる事にもなるので、しいっかり働かせる事は大切ですね✨
まとめ
いかがでしたか?
妊娠すると体の外も中も変化が起きます
そんな事、誰も教えてくれませんよね💦
子どもの成長に合わせて、待ったなしでお母さんの体も変化していきます
その変化に対応できる身体を妊娠前から作っていく事で、少しでもマイナートラブルを軽減し、快適な妊娠生活へつなげていけたらなと強く感じています
なかなか先の見えない努力をする事は難しいです
だからこそ!月に一度の生理を整える!を目標にすることで、自然と妊娠に必要な筋肉や体力はつくのではと感じています。
妊娠に向けての体づくりを行う上でも【生理を整える】をやってみてください
私は現在月に3名限定 3か月間
【生理を整えるパーソナルサポート】を行っています!
生理周期に合わせて、生活・食事・運動の面からアドバイスさせてもらっています
運動は動画配信にて対応しています。
随時ご相談可能
ご興味のある方は是非!LINE@登録の上、【パーソナルサポート希望】と返信していただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
少しでもお役に立てる事が出来たなら幸いです